ケースワーカー(CW)とは、福祉事務所の
生活保護担当課で生活保護に関する業務を行う人のことを言います。

呼称が「ケースワーカー(CW)」、場所が「福祉事務所」と言うため、
紛らわしいですが、身分としては、市役所・区役所の職員です。
※町・村に関しては都道府県庁の職員がケースワーカー(CW)をしています。

つまりケースワーカー(CW)=公務員です。

保健師等と違い、ケースワーカーの業務をする上で
資格が必要なわけではないため、福祉職として採用されている
者に限らず市(区)職員は、誰でもある日突然ケースワーカー(CW)
になる可能性があります。

※後々、社会福祉主事等の資格を取得する必要はあります。

ちなみに私も福祉系の大学に行っていたわけでも、前職が福祉系の
仕事をしていたわけでもありませんが、行政職として公務員試験を
合格して最初に配属されたのが、生活保護担当課でした。

ケースワーカー(CW)の仕事内容

ケースワーカー(CW)の仕事内容は多岐に及びます。

ケースワーカー(CW)の主な業務
・面接相談
・生活保護の要否(生活保護の条件を満たすか)判定
各種調査
・家庭訪問
・就労指導
・生活保護費の支給に関する業務全般

ケースワーカー(CW)は、世帯に関する、
ありとあらゆる情報を調べて、その世帯に応じた
支援策を講じなければいけません。

また、行った業務や世帯の状況に変化があれば、それらを全て、
それぞれの世帯台帳に記入して、記録を残さなければいけません。

さらに、それをケースワーカー(CW)1人で大体100世帯受け持たなければ
いけないため、かなりの業務量になります。

命の危険があります

生活保護受給者からの無理な要求に対しては、
毅然とした態度で「できない」と言わなければいけません。

生活保護受給中の方の中には
・アルコール・薬物中毒で、正常な判断力・理解力がない方
・精神障害者で幻聴・幻覚・被害妄想のある方
・気質的・性格的にに社会に適応できない方
・元暴力団組員の方
・元犯罪者の方
等、様々な方がいます。

きちんと説明をすればわかる人もいますが、
自分の要求が通らないと腹を立てて暴れだす人もいます。

ケースワーカー(CW)の説明の仕方が悪いのでは?
と思うかもしれませが、そうではありません。

ケースワーカー(CW)が失礼な対応をしている場合も、
もちろんありますが、丁寧に対応していても、
「お前は俺(私)を馬鹿にしているだろう!!」
キレます。

こういう人は自分の要求が通らないことに
ただただ怒っているので、もう対応の仕方云々の話では
ありません。

部屋の中で暴れて物を壊すことはよくありますし、
最悪の場合、ニュース等でもあるようにナイフ等で
突然刺されることもあります。

私も木刀を振り回されたり、
「夜道に気をつけろ!」
「お前の家族をヒドイ目にあわせるぞ!」
等と脅迫めいた事を何度も言われました。

だからと言って、無理な要求を受けるわけにはいかないので、
生活保護受給者に対応する場合は、気をつけましょう。

生活保護受給者の代理人ではありません

特に医療関係の方が勘違いしている場合が多いんですが、
生活保護受給者の医療費に関しては医療扶助から支給していますが、
だからと言ってケースワーカー(CW)は入院・手術時の保証人になれません。

引越しや電気・ガス・水道の手続きもケースワーカー(CW)は
一切関与しません。と言うか越権行為のため関与できません。

ケースワーカーの仕事は生活保護受給者の
「自立を促すこと」です。

生活保護受給者の「お世話をすること」ではありません。

本人又は家族がしなければいけないことは、
本人又は家族がしなければいけません。

様々なところから苦情・クレームが来ますが、
「ケースワーカー(CW)は、生活保護受給者の
代理人ではありません!!」と断りましょう。

最後に

ケースワーカー(CW)の仕事は役所の仕事の中でも
大変ですし、危険のある仕事のため、敬遠されがちな仕事です。

ただ、生活保護受給者の人生に関われる
やりがいのある仕事でもあります。

ケースを自立まで導けたときの達成感は、
普通の仕事では、なかなか味わえないことだと
思うので、ケースワーカー(CW)の方は
辛いこともたくさんあると思いますが、
頑張っていただきたいと思います。