学生の一人暮らしでも生活保護は受けられる?若者は受給できない?

Q&A

全ての国民が生活保護を受給する資格を持っていますが、果たして大学生や専門学校等に通っている学生の一人暮らしでも生活保護を受給することはできるのでしょうか?

また、生活保護を受給できない場合は、なぜ生活保護を受給できないのでしょうか?学生だからでしょうか?それとも若いからでしょうか?気になるところだと思います。

そこで、このページでは学生の生活保護について詳しくご説明します。

学生は生活保護を受けられない


結論から言うと、残念ながら大学生や専門学校等に通っている学生は生活保護を受給することができません。

学生が生活保護を受給できない理由は若いからではありません。

若くても生活保護の条件を満たせば生活保護を受給することは可能です。

生活保護の条件はたった1つ!
生活保護は最後のセーフティネットと呼ばれており、 生活に困窮された人のための、最後の救済措置です。 生活保護とは 資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、 困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度...
生活保護は20代でも受給できる?20代の場合の条件や金額、注意点等について
20代と言うと、若く健康で、これから社会に出て仕事をしていく年代でもあることから、生活保護を受給できないのでは?と思う方が多いのではないでしょうか? 結論から言いますと、実は生活保護は20代でも受給することができます。 しかも、病気...

では、なぜ大学生や専門学校等に通っている学生は生活保護を受給できないのでしょうか?

その理由は生活保護では大学生や専門学校等に通うことは認められていないからです。

生活保護でも大学・専門学校に進学できる?学費や生活費はどうなる?
一昔前までは、高校を卒業して、すぐに働く人が多かったですが、最近は、大学・専門学校に進学する人が増えてきています。 そのため、 「友達と一緒に大学・専門学校に進学して、もっと多くのことを学びたい!」 「子どもは大学・専門学校まで行...

生活保護が受けられるのは高校生まで

生活保護が学業を認めているのは高校生までです。

その証拠に生活保護では、小学校・中学校までは教育扶助、高校までは生業扶助で学費等が支給されています。

教育扶助とは?教育扶助の基準・金額・対象についてわかりやすく解説
教育扶助とは生活保護制度で定められている8種類の扶助の一つです。教育扶助では義務教育(小学校・中学校)にかかる給食費や教材代、交通費、部活動にかかる費用等、あらゆる費用が支給されます。このページでは、教育扶助で基準や金額、支給される項目等について、できるだけ簡単にわかりやすく解説します。
生活保護の生業扶助とは?高校進学や資格取得等の自立に向けた費用が支給される
生業扶助とは生活保護制度で定められている8種類の扶助の一つです。生業扶助では高校の学費や資格取得費など世帯の収入増加、又は自立を助長する上で必要な費用が支給されます。このページでは生業扶助で支給される項目について、わかりやすく説明しています。

しかし、大学や専門学校等については、生活保護費から一切学費は出ません。

Q 高校・専門学校・大学の学費は出るの?
Q 高校・専門学校・大学の学費は出るの? A 高校の学費は支給されます。しかし、専門学校・大学の学費は支給されません。 高校・専門学校・大学は義務教育ではありません。 生活保護受給者の場合、まずは経済的自立に向けて就労する...

大学や専門学校等に行きたいのであれば、自身で高校時代にアルバイト等をして貯金をするか奨学金制度を利用して行くしかありません。

生活保護は貯金があったら受給できない?貯金の上限はいくらまで?
貯金があると生活保護を申請できない、もしくは生活保護が廃止になると勘違いされている方が多いですが、生活保護は貯金があっても受給することができます。 と言いますか、むしろ生活保護を申請する時も受給中もある程度の貯金は必要です。 ...

その理由は、生活保護を受給していない一般世帯でも高校卒業後に就職して一人暮らしを始めている人が多数いるからです。

高校まで卒業すれば、一人暮らしでも生活保護を脱却できるだけの収入を十分稼ぐことができますし、何より一般世帯でも大学や専門学校等に行っていない人がいるのに、生活保護世帯が大学や専門学校等に行っていたら、色々とおかしくなります。

そのため、生活保護を受けられるのは高校生までとなります。

生活保護世帯の子が学生になる場合は世帯分離される

大学生や専門学校等に通う学生が生活保護を受けられないとしてたら、そもそも生活保護世帯の子どもが高校を卒業するとどうなるのでしょうか?

答えは世帯分離をさせられます。

生活保護は同居人がいる場合の取扱いはどうなる?世帯分離とは?
生活保護は親や子供と暮らしている場合は、当然一緒に生活保護を受給することになるだろうと想像できますが、それが例えば友人・知人とシェアハウスを利用しているなど、同居人がいる場合はどうなるのでしょうか? 同居人がいる場合は、同居人全員が生...

世帯分離をされると、元々の生活保護世帯は今までどおり生活保護を受給することができますが、高校を卒業した子は生活保護世帯と同じ家に住んでいたとしても、生活保護の対象から外されてしまいます。

つまり、高校を卒業した子だけ生活保護が廃止されると言うことです。

Q 「生活保護の廃止」「生活保護の停止」「支給なし」って違うの?
Q  「生活保護の廃止」「生活保護の停止」「支給なし」って違うの? A  どれも月々の生活保護費の支給はありませんが全く違います。 毎月1日の生活保護費の支給がないところは共通していますが 「生活保護の廃止」「生活保護の停止」「支...

そのため、生活保護世帯で育った子どもは高校卒業後に転居して、親元を離れて暮らす人が大半です。

学生でなければ未成年者でも生活保護は受給できる

勘違いして欲しくないのですが、大学生や専門学校等に通う学生は、一人暮らしでも生活保護世帯にいても生活保護を受給することはできませんが、学生でなければ未成年であっても、20代であっても生活保護を受給することは可能です。

生活保護は20代でも受給できる?20代の場合の条件や金額、注意点等について
20代と言うと、若く健康で、これから社会に出て仕事をしていく年代でもあることから、生活保護を受給できないのでは?と思う方が多いのではないでしょうか? 結論から言いますと、実は生活保護は20代でも受給することができます。 しかも、病気...

生活保護に年齢制限はありません。

高校卒業後は病気や障害等がない限り生活保護を受給できないと勘違いしている方が多いですが、病気や障害等がなくても、ただただ最低生活費以下の収入しかないのであれば何歳であっても生活保護を受給することができます。

生活保護の条件である最低生活費とはいくら?計算方法は?
よく生活保護制度の中で、「最低生活費」と言う単語を聞くと思います。 それもそのはず、生活保護の条件が「世帯の収入が最低生活費以下であること」なので、最低生活費が非常に重要な指標となります。 しかし、ケースワークの現場でも...

そのため、学生が生活に困窮してしまった場合、大学や専門学校等に通うことはできなくなりますが、大学や専門学校等を辞めることで生活保護を受給することは可能です。

若くても生活保護をできるのは良い面でもありますが、それが負の連鎖を招いている原因にもなっているため、何とも難しいところではあります。

負の連鎖について
よくニュース等で「負の連鎖」と言う言葉を 聞いたことがあると思います。 生活保護の場合、負の連鎖と言うと、生活保護世帯の 子どもや孫が自立せず、生活保護世帯になっていくことです。 この負の連鎖を断ち切ることがケースワーカーの...

まとめ

学生の生活保護について、ご説明をさせていただきました。

上記をまとめると

  • 大学や専門学校等に通っている学生は生活保護を受給できない
  • 生活保護では高校生までしか学費は支給されない
  • 生活保護世帯出身でも高校卒業後は廃止又は世帯分離となる
  • 大学や専門学校等を辞めることで未成年でも20代でも生活保護は受給できる

となります。

その他、生活保護に関する様々な疑問については、下記にまとめてありますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

https://seikathuhogomanabou.com/category/qa/

コメント

タイトルとURLをコピーしました