2014年度にメタボ健診を受けた40歳以上の生活保護受給者約10万8千人
の診断結果がすごいですね。

2014年度の検診結果によると40歳以上の生活保護受給者のうちメタボと
診断されたのは男性が32.7%、女性が17.5%で、生活保護を受給していない人と
比べると男性(21.0%)は10ポイント以上高く、女性は3倍近く高かったそうです。

また60代後半の場合、生活保受給者のうちメタボと診断されたのは男性が34.6%
(受給者以外は27.4%)、70代前半の男性が33・3%(同26.9%)と割合が
高かったそうです。

生活保護費のうち約半分医療扶助(病院に支払うお金)が占めているので、
生活保護受給者が不健康で病院を受診する回数が多ければ多いほど、その分税金が
税金に投入されてしまいます。

実際にメタボ率は高い

こういう風に数字で出てくると「あー確かに」と納得しました。

私がケースワーカーをしていた時を思い出してみると
確かにメタボの人は多かったです。

男性は上記のデータでもあるように生活保護受給者ではない人でも
メタボの人が多いので、そこまで意識したことはありません。

でも女性の方はデータで3倍近く高かったとあるように
自分が持っていたケースの女性は実際にメタボの人多かったです。

そして、生活保護受給者で太っている人は少し太っているとかではなく
かなり太っていました。

男女問わず太っている人は100キロ近くの人ばかりでした。

なぜメタボの人が多いのか

厚労省の担当者は「食事が安くて高カロリーのジャンクフードなどに偏っているとみられる。」
とコメントしている通り、確かに生活保護受給者の方は料理ができない人が
多く、訪問調査で普段の食事を聞くと、毎食スーパーやコンビニで惣菜や弁当を買ってきて
食べていると回答している人が多かったです。

また太っている人たちは家に引きこもっている人が多く、買い物以外
外出することがありませんでした。

外に出ないので、そもそも運動不足なのと、人に会わないので、
外見も気にしません。

なので食べ物だけではなくて、人に会わないのも原因の一つだと思います。

生活保護受給者のメタボを改善する方法

上記のとおり、食生活の改善と、外出する機会を増やすことで
メタボを改善させることはできると思いますが、
現在のところ、本人にやる気がないとできません。

健康・生活面における生活保護受給者の責務が増えました。
ページにもあるように

平成26年1月1日から法改正により「健康の保持及び増進に努めること」
が生活保護受給者の責務として位置づけられました。

そのため担当ケースワーカーは
「運動しましょう。」
「バランスの良い食事を心がけましょう」
と指導はできます。

しかし、このような指導指示に従わないからと言って
生活保護の停止・廃止になるわけでもない(強制力がない)ので、
ケースワーカーがいくらやる気を出したところで、何もできません。

厚労省は医療費を減らすため、今年度中に受給者の生活習慣病対策を
をまとめる方針とのことですが、実際にどうするんでしょう?

強制力がなく、ただケースワーカーの業務量を増やすだけのような
現場にとって只々迷惑な生活習慣病対策にならないと良いのですが…。