Q 入学準備金が足りない場合は?
A 高校・大学・専門学校に入学する場合は教育支援資金を利用しましょう。

小学校、中学校、高校に入学する児童、生徒が、入学準備のための費用を
必要とする場合、生活保護費から入学準備金が臨時的に支給されます。

ちなみに…
小学校、中学校の入学準備金は一時扶助、高校の入学準備金は生業扶助から
入学準備金が支給されます。

大学・専門学校への入学準備金については、一切支給がありません。

入学準備金について詳しくは
小学校、中学校、高校の入学準備金
Q 高校・専門学校・大学の学費は出るの?
のページをご覧ください。

しかし、入学準備金が支給されても、それだけで
実際に入学にかかる費用を全て賄えるわけではありません。
必ず実費で負担しなければ、いけない部分が出てきます。

そのため、生活保護受給中でも預貯金をすることを私はオススメ
しているんですが、それでも足りない場合が出てきます。

残念ながら小学校、中学校への入学の場合は、手出ししなければいけない部分も
少ないため、自力で何とかしなければいませんが、高校・大学・専門学校への
入学の場合は、社会福祉協議会の教育支援資金を利用することができます。

教育支援資金とは

教育支援資金とは社会福祉協議会が支援している
生活福祉資金の1つです。

生活保護の入学準備金と違い、貸付制度のため
いずれは返済する必要があります。

ただし、通常の借入金と違い無利子のため、お金が必要であれば
教育支援資金を利用した方が良いです。

支給の要件

低所得世帯に属する者が高等学校、大学又は高等専門学校に
入学する場合に利用できます。

「低所得世帯に属する者」のため、生活保護を受給中ではなくても
教育支援資金は利用できます。

上限金額

最大50万円まで借り入れることができます。
ただし、自分で金額を選べるわけではありません。

申請書類に入学準備に必要な物品等と、それにかかる費用を記載する必要があり、
その費用のうち、足りない部分のみが借りられます。

手続きの方法

社会福祉協議会に申請する必要があります。

生活保護受給者の場合、基本的にどのような手続きをする
にしても福祉事務所への相談が第一ですが、教育支援資金は
社会福祉協議会が審査及び支給をするので、生活保護受給者でも
まずは社会福祉協議会に申請が必要です。

その後、生活保護受給者の場合は担当ケースワーカー
意見書を出してもらう必要があります。

後は社会福祉協議会の中で審査し、審査に通れば
教育支援資金を借りることができます。

教育支援資金の審査は厳しいのか?

私が担当していたケースを見る限り、
教育支援資金の審査は正直かなり緩いと思います。

中の仕組みがどうなっているのか不明ですが、どうも
社会福祉協議会は教育支援資金を支給するのが仕事であり、
回収することは仕事と思っていないのか、まず間違いなく
審査は通ります。

教育支援資金の返済について

措置期間が卒業後6ヶ月以内あり、償還期限は
措置期間経過後20年以内と決められています。

つまり、卒業後20年6ヶ月以内に借りたお金を
返済する必要があります。

しかし、その借入者が生活保護受給者の場合、借金返済の
請求自体ができないので、貸付資金ですが、支給しているような
状態になっています。

この審査が甘いところと、貸付資金を回収できていないところは
かなりの問題点だと思います。

ただ、それは社会福祉協議会の体制の問題点であり、
この教育支援資金自体は必要な制度だと思っています。

実際に高校、大学、専門学校に進学すること自体は
生活保護から脱却する上で、必要なことなので、
生活保護受給者を始め、低所得世帯の方は教育支援資金の制度を
ドンドン活用していきましょう!!